のらくろクンとは、田河水泡原作の『のらくろ』を現代版にリメイクした、1987年10月4日から1988年10月2日までフジテレビ系列で放送されたスタジオぴえろ(現・ぴえろ)制作のテレビアニメ。毎週日曜日の18:00-18:30枠で放送されていた。全50話。 人と犬が社会を共存する、架空の日本。のら山一家のくろ吉(のらくろ大尉)とのらくろ(孫)は、ひょんな事から木下家に同居する事になった。バブル時代を舞台に少年とのらくろクンの生活を描く。
「明治百年」にあたるこの時期に昭和初期のリバイバルブームが起こり、上述の通り「少年倶楽部」連載版をおさめた『のらくろ漫画全集』が復刻・刊行されてヒットした。これを受けて1970年にアニメの制作に至る。 軍隊の話という基本設定は原作と同じであるが、原作の要素「のらくろの出世」は戦後の時代を考慮してはずされ、のらくろは最後まで「二等兵」でデカと同僚の設定。また、原作に女性キャラクターのいない点を補い、従軍看護婦のミコがオリジナルで追加された。 原作が昭和初期の作品であることから、当時の子供向けテレビアニメとしては珍しく大人からの反響が大きかった。本放送開始以後、1970年10月末までにフジテレビには約2,000通の手紙が寄せられたが、その中の約40%が大人からのものだった。大人層からの反響では、原作から戦後向けにアレンジされた点(特にアニメオリジナルキャラクターのミコ)に関しては概ね不評だった。